「ガジュマル」は沖縄県内至る所で見られる常緑高木で、幹や枝から多数の気根を伸ばし、幹に絡み合いながら太くなり、独特の景観を示すようになります。古くからの「拝所」には、ガジュマルの巨木がつきものでした。
「ガジュマル」…ガジュマル(学名:Ficus microcarpa、漢名:細葉榕)は熱帯地方に分布するクワ科の常緑高木。特徴:樹高は20m。実は鳥やコウモリなどの餌となり、糞に混ざった未消化の種子は土台となる低木や岩塊などの上で発芽する。幹は多数分岐して繁茂し、囲から褐色の気根を地面に向けて垂らす。垂れ下がった気根は、徐々に土台や自分の幹に複雑にからみつき派手な姿になっていく。ガジュマルの名の由来は、こうした幹や気根の様子である「絡まる」姿が訛ったという説がある。気根は当初はごく細いが、太くなれば幹のように樹皮が発達する。地面に達すれば幹と区別が付かない。また、成長した気根は地面のアスファルトやコンクリートなどを突き破る威力がある。こうした過程で、土台となる木は枯れていくことから別名「絞め殺しの木」とも呼ばれる。観賞用に、中の枯れた木を取り除いて空洞状にした木も存在する。枝には輪状の節があり、葉は楕円形または卵形、革質でやや厚く、毛はない。イチジクのような花序は枝先につき、小さい。ガジュマルの名は、沖縄の地方名だが、由来は不明。前述の「絡まる」の他、一部には『風を守る』⇒『かぜまもる』⇒『ガジュマル』となったという説がある[要出典]。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金武町伊芸地区に、推定樹齢約300年といわれるガジュマルの巨木があり、金武町指定文化財「がじまる」となっています。
01-0629-1320
02-0629-1320
「金武町指定文化財 がじまる(クワ科) 種別:記念物。指定:平成3年7月18日。説明:がじまるは部落の中心に位置し、周囲は伊芸遺跡の布分地で古くは拝所があり神アサギがあった。がじまるは推定樹齢約300年、胸高円周3.9m、樹高11メートルの巨木である。長い歳月を生き続けるがじまるは見事な気根を形成し、部落の歴史をその樹幹に刻み部落の風致景観を創り風水(フンシ)がじまるとして緑の潤いを与え語らいの場を提供し区民のシンボルとして親しまれている巨木である。注意一、がじまるの枝を折らないでください。一、がじまるにのぼらないでください。 金武町教育委員会」
03-0629-1321
05-0629-1322
08-0629-1322
24-0629-1327
25-1104-1050
30-1104-1052
32-1104-1052
36-1104-1053