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洞穴内が御嶽になっている牧港の拝所!…「牧港テラブのガマ」

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 浦添市牧港の「牧港テラブのガマ」を訪ねました。この洞窟は、源為朝の妻子が夫の帰りを待ちわびて暮らしたと言われているところです。琉球石灰岩の自然洞穴ですが、内部は結構広く、天井の鍾乳石からは、水滴がポタポタ落ちていました。5、6カ所に線香の跡が残っていました。

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「市指定史跡 牧港テラブのガマ 昭和六十一年三月三十一日指定…牧港テラブのガマは、方言でティランガマと呼ばれる。琉球石灰岩の自然洞穴(しぜんどうけつ)である。牧港の拝所(はいしょ)として洞穴内が御嶽、洞穴の前庭が「琉球国由来記」にある牧港の殿(トゥン、祭祀場)になっている。洞穴の広さは約三十平方メートル、床には砂利が敷き詰められ天井には若干の鍾乳石(しょうにゅうせき)がある。中央部の奥には(はいだん)があり、今でもときおり参拝者が訪れている。伝説によれば、乾道(けんどう)元年(一一六五)に今帰仁の運天港に漂着した源為朝(みなもとのためとも)は、大里按司(あじ)の妹を妻に迎え男子をもうけた。しかし為朝は浦添から出帆し帰郷、残された妻子はこの洞穴で為朝を待ちわびた。以来この地はマチナト(牧港)とよばれるようになったという。その子の名は尊敦(そんとん)といい、後の舜天(しゅんてん)王である。昭和六十三年三月三十日 浦添市教育委員会」

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05-0211 入口右手

 入口右手に、浦添市教育委員会の注意書きがあります。

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「多くの方が訪れるところです。火気の使用はご遠慮下さい。また使用した線香やウチカビは持ち帰って下さい。浦添市教育委員会」

07-0211 入口左手…水滴(スジ状)が3本見える

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11-0211 最奥部

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13-0211 天井の鍾乳石


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